白樺樹液は、春先に白樺の幹から採取される樹液です。水分補給と角質層のケアに使われる成分として、北欧や北海道で古くから利用されてきました。化粧品原料としての白樺樹液は、精製水の代替として使われることが多いですが、その成分は精製水とは異なります。

白樺樹液の成分

白樺樹液には、ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム)、アミノ酸、有機酸、少量の糖類が含まれています。精製水と比べると、これらの微量成分が肌の角質層に働きかけるとされています。ただし、成分の含有量は採取時期と産地によって変わるため、原料の品質管理が重要です。

採取時期と品質の関係

白樺樹液の採取は、雪解けから新芽が出るまでの短い期間(北海道では3月下旬から4月中旬ごろ)に限られます。この時期を過ぎると樹液の流れが止まり、採取できなくなります。採取後は発酵しやすいため、速やかに処理する必要があります。Thornblend Lineでは、北海道の契約農家から採取直後に届く樹液を使用しています。

化粧水への配合方法

白樺樹液を化粧水のベースとして使う場合、精製水の一部または全部を置き換える形で配合します。樹液自体にわずかな色と香りがあるため、他の成分との組み合わせを調整する必要があります。Thornblend Lineのローズヒップ化粧水では、白樺樹液を20%配合しています。この比率は、2026年6月の処方見直しで15%から引き上げました。

保存と取り扱いの注意点

白樺樹液を含む化粧水は、直射日光と高温を避けて保存してください。樹液由来の成分は、熱と光によって変質しやすい性質があります。開封後は冷暗所に保管し、3ヶ月を目安に使い切ることをお勧めします。

白樺樹液は、成分の特性よりも採取時期と産地の管理が品質を左右する原料です。原料の出所が明示されている製品を選ぶことが、品質を判断する一つの基準になります。