日焼け止めには大きく二種類あります。紫外線を化学反応で吸収するタイプと、物理的に散乱させるタイプです。後者がいわゆるミネラル日焼け止めで、主成分は酸化亜鉛または酸化チタンです。どちらが優れているというわけではなく、それぞれに特性があります。

紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の仕組み

紫外線吸収剤は、紫外線のエネルギーを吸収して熱に変換することで肌を守ります。テクスチャーが軽く、白浮きしにくいのが特徴です。一方、紫外線散乱剤(酸化亜鉛・酸化チタン)は、紫外線を物理的に反射・散乱させます。化学反応を起こさないため、敏感肌や子どもの肌に向いているとされています。

酸化亜鉛の粒子サイズと白浮きの関係

酸化亜鉛は粒子が大きいほど白く見えます。粒子サイズを小さくすることで白浮きを抑えられますが、ナノサイズ(100nm以下)まで小さくすると、皮膚への浸透性に関する議論があります。Thornblend Lineの日焼け止めでは、0.28ミクロン(280nm)の粒子サイズを採用しています。白浮きを実用的なレベルに抑えながら、ナノ粒子の使用を避けるバランスを取っています。

SPFとPAの数値の読み方

SPFはUVB(主に日焼けの原因)への防御指数で、数値が高いほど防御力が高くなります。PAはUVA(主にシミ・老化の原因)への防御力を示し、+から++++の4段階です。SPF30は、日常的な外出であれば十分な数値です。SPF50以上は、長時間屋外にいる場合や、直射日光が強い環境向けです。

塗り直しの重要性

日焼け止めの効果は、汗や皮脂、摩擦によって時間とともに低下します。SPFの数値に関わらず、2〜3時間ごとの塗り直しが推奨されています。ミネラル日焼け止めは水に弱い傾向があるため、海やプールでの使用後は特に塗り直しが必要です。

日焼け止めの選び方に正解はありません。自分の肌の状態と使用シーンに合わせて選ぶことが、継続して使うための一番の条件です。